先進的窓リノベ2026事業「補助対象にならない例」とは

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先進的窓リノベ2026事業は、窓やドアの断熱改修に活用できる補助制度です。一方で、工事の内容や設置方法によっては、補助対象にならないケースがあります。

せっかくリフォームをしても補助金を受け取れない事態を防ぐためには、対象となる工事だけでなく、対象外となる条件も事前に確認しておくことが大切です。本記事では、補助対象にならない具体例や、申請時の注意点について解説します。

先進的窓リノベ2026事業とは

出典:環境省,先進的窓リノベ2026事業,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

ここでは、環境省が実施している「先進的窓リノベ2026事業」の概要についてご紹介します。

補助対象

先進的窓リノベ2026事業は、既存住宅や一定の要件を満たす非住宅建築物の開口部を断熱性能の高い窓などに改修する工事を対象とした補助制度です。

戸建住宅・集合住宅を問わず利用でき、対象となる工事には「ガラス交換」「内窓設置」「外窓交換」「ドア交換」があります。ただし、補助対象となる製品は、事業で定められた性能要件を満たすものに限られます。

補助額・上限額

補助額は、設置する製品の性能や大きさ、住宅などの建て方に応じて定められた補助額を合計して算出します。

住宅の場合、1戸あたりの補助上限額は100万円です。非住宅建築物では、延床面積240㎡以下の場合は1棟あたり100万円、240㎡を超える場合は1棟あたり1,000万円が上限です。また、1申請あたりの合計補助額が5万円以上となる工事が交付申請の対象です。

対象期間

対象となる工事は、2025年11月28日以降に対象工事へ着手したものです。交付申請の受付期間は、申請開始から遅くとも2026年12月31日までとされています。ただし、予算上限に達した場合は、その時点で受付が終了します。

交付申請の予約についても期限が定められているため、利用を検討している場合は早めに手続きを確認しておくことが大切です。

「補助対象にならない例」を解説

ここでは、先進的窓リノベ2026事業の「補助対象にならない例」について解説します。

ガラス交換

出典:先進的窓リノベ2026事業,対象工事の詳細,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

ガラス交換では、ドアに付いているガラスのみを交換する工事は補助対象外です。本事業における「ドア」は、建物の外皮部分にある開口部に設置され、屋外から施錠できる建具を指します。

窓のガラス交換とは扱いが異なるため、ドア部分のガラスだけを交換する場合は、補助対象になるか事前に確認しましょう。

内窓設置

出典:先進的窓リノベ2026事業,対象工事の詳細,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

内窓設置では、既存の開口面と平行に設置しないものや、開口面から50cmを超えて設置するものは補助対象外です。また、既存の外窓1つに対して3つ以上の内窓を新たに設置する工事も原則として対象になりません。

ただし既存のガラス面と同数の場合や、製品の強度上やむを得ず分割する場合など、一定の例外があります。

外窓交換

出典:先進的窓リノベ2026事業,対象工事の詳細,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

外窓交換では、外壁ライン上の熱的境界に設置しないものは補助対象外です。また、外壁などに新たに開口部を設けたり、既存の開口部を拡張したりして設置する工事も原則として対象になりません。

出典:先進的窓リノベ2026事業,対象工事の詳細,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

さらに、交換前のサッシ数を上回る製品を設置した場合、超過分は補助対象外となります。ただし、断熱性能など一定の要件を満たす場合は例外があります。

ドア交換

出典:先進的窓リノベ2026事業,対象工事の詳細,https://window-renovation2026.env.go.jp/,参照日2026.10.20

ドア交換では、外壁などに新たに開口部を設けてドアを設置する工事は原則として補助対象外です。たとえば、戸建住宅を二世帯住宅に改修して新たにドアを追加するケースも含まれます。

ただしBELS評価書などの提出によって、リフォーム後に断熱等性能等級5を満たすことが確認できる住宅は対象となる場合があります。

過去の補助対象となった開口部への改修

過去の住宅省エネキャンペーンで補助金の交付を受けた開口部について、再び改修して先進的窓リノベ2026事業の補助を受けることはできません。

たとえば、先進的窓リノベ2025事業で内窓を設置した開口部の外窓を改修する場合や、過去に外窓を交換した開口部に内窓を設置する場合などが該当します。過去に補助金を利用している場合は、工事前に確認が必要です。

先進的窓リノベ2026事業の注意点

ここでは、先進的窓リノベ2026事業の注意点をご紹介します。

工事前写真を撮影しておく

出典:先進的窓リノベ2026事業,補助金の交付申請,https://window-renovation2026.env.go.jp/application/,参照日2026.10.20

先進的窓リノベ2026事業では、交付申請の際に、補助対象となるすべての箇所について「工事前写真」と「工事後写真」の提出が必要です。とくに工事前写真は、撮影を忘れたり、工事前後の同一箇所であることを確認できなかったりすると、補助金を受けられない場合があります。

工事が始まる前に、対象となる窓やドアの状態が分かるように撮影しておきましょう。

工事完了後は早めに申請

交付申請の受付は、遅くとも2026年12月31日までです。受付終了間際は申請が集中し、審査や不備の訂正に時間がかかる可能性があります。公式では、可能な限り工事完了から1か月以内に交付申請を提出するよう案内されています。

予算上限に達すると打ち切られるので、補助金を確実に受け取るためにも、工事完了後は必要書類をそろえて早めに申請しましょう。

まとめ

先進的窓リノベ2026事業では、ガラス交換や内窓設置、外窓交換、ドア交換などの工事が補助対象となりますが、工事方法や設置条件によっては対象外となる場合があります。

また、過去に補助を受けた開口部への改修にも注意が必要です。補助金を確実に活用するためにも、工事前に対象条件を確認して必要な写真を撮影したうえで、工事完了後は早めに申請しましょう。

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