間取りを手軽に作成できる間取りアプリ5選

住宅会社であれば、2D・3DCADを使用するため、間取り図アプリを使用する機会は少ないといえるでしょう。しかし、担当する顧客が間取り図アプリを使用するケースもあるため、概要や料金は知っておく必要があります。
そこで、本記事ではよく使用される間取り図アプリを5つ紹介します。
目次
間取り図アプリができること

間取り図アプリでは、次のような項目の実施が可能です。
- 住宅の間取りをシミュレーションできる
- シミュレーションした間取りを住宅会社に伝えられる
- 図面取り込みができる
場合によっては、家具の配置なども指定できるため、間取り図アプリによって、こだわりを実現しやすい住宅作りがしやすいといえるでしょう。2Dだけでなく、3Dで表示できるアプリもあるため、口頭で伝わりづらい日当たりや家具の配置、全体的なカラーの系統なども伝えやすくなります。
おすすめの間取り図アプリ5選
ここでは、おすすめの間取りアプリについてみていきましょう
1.Room Planner

「Room Planner」は、2D・3Dどちらでも使用できる図面アプリです。利用可能なプラットフォームはAndroid、iOS端末(Mac・iPhone)、Windowsとなっています。使用できる代表的な機能は以下のとおりです。
- 家具の配置の確認
- 家具や部屋の素材・カラーのシミュレーション
- スキャン機能による2D・3D図面の作成
とくに、新築だけでなくリフォームやリノベーションを行う場合にはリノベーションリポート機能が役立つといえるでしょう。フロアの仕様に加え、各料金も算出できるため、予算に合わせた提案や相談も可能です。
料金は、無料かサブスクリプションのいずれかを選ぶことができます。ただし、無料の場合、選択できる家具に限りがあるため、細かく指定したい場合は有料プランを選択しましょう。
2.Planner5d

「Planner5d」は、Android・Mac(iOS)・Windowsで使用できる図面アプリです。以下のような機能があります。
- フロアプランの作成-2D・3D対応のレイアウトを迅速に作成できる。レンダリング機能があるため、他人にイメージを共有しやすい
- ルームプランの作成-増築や改築、新しい家具の設置をシミュレーションできる。部屋の寸法を入力できるため、リアルな3D表現も可能。基本的にはドラッグアンドドロップで家具を配置できる
- AIインテリアデザイン-AIを活用して家具やオブジェクトのリアルな3Dmモデルの作成が可能。アイディアが思い浮かばなかった場合もAIを活用してデザインを完成させられるため、リフォームやイノベーションにも活用できる
料金は無料版と有料版があり、有料版は最低でも月4.99ドルからとなっています。無料版との大きな違いは、レンダリング機能が使用できる点や3Dモデルを使用できる点などです。
3.再現間取りメーカー

「再現間取りメーカー」はAndroid、iPhoneで使用できる図面アプリです。間取り図を作成したうえで家具を配置できます。また、完成した間取り図をシェアできる点も特徴の1つです。
たとえば、キッチンや机、棚といった家具の配置であれば「再現間取りメーカー」で表現することができるでしょう。ただし、具体的な寸法やサイズは不明であるため、あくまで配置を人に共有するといった場合に役立つアプリだといえます。
料金は無料です。
4.間取りTOUCH +

「間取りTOUCH +」は、iPhoneで使用できる間取り図作成アプリです。スマホで使用するため、タッチ操作によってリストから項目を選び、間取り図を作成する点が特徴です。また、サイズ変更や寸法表示も可能であるため、ニーズに沿った間取り作成もしやすいといえるでしょう。
表示カラー・模様の変更、部屋名の標示もできるため、他人に「住宅のイメージ」を共有する場合にも役立ちます。作成した間取りは、画像ファイルとして出力できる点もメリットの1つです。
料金は無料です。
5.magicplan

「magicplan」は、Android・iPhoneで使用できる間取り図アプリです。空間をスキャンすることで簡単に間取りを作成できます。また、2D・3Dどらちにも対応しているため、作図は2D、他人に共有する場合は3Dといった使い分けも可能です。
また、独自のオブジェクトの作成も可能であるため、提案や相談する際にもイメージを共有しやすくなります。加えて、平面図だけでなく、立面図で間取りを確認・変更できる点も1つの特徴です。
間取り図アプリの選び方
間取り図アプリを選択する場合、以下3つの点を意識しましょう。
- 使いやすいUIかどうか
- どのような機能があるのか
- 料金やプランなどはどうなっているのか
初めて使用する場合は、操作性や機能性を重視しましょう。有料アプリであってもある程度は無料で操作できるものもあるため、チェックすることが大切です。
また、2Dだけでなく、3Dでもイメージを確認できるアプリもあります。とくに、誰かにイメージを共有する場合などは有効活用できるため、ニーズに合わせて選択しましょう。
まとめ
間取り図アプリを使用することで、簡単に部屋の間取りを作成できます。詳細な仕様まできめられるものもあれば、あくまでも家具の配置や間取りのイメージを共有できるものまであるため、ニーズに合わせて選択しましょう。