住友林業、木の知見活かした寝室設計提案PRIME SLEEPを開始し睡眠の質向上目指す

住友林業株式会社(本社:東京都千代田区、社長:光吉敏郎)は、寝室空間の設計提案「PRIME SLEEP(プライム スリープ)」を2026年9月17日から開始しました。
「住友林業の家」を検討する顧客向けに展開するもので、同社が長年培ってきた設計・インテリアの技術と、木質内装部材「PRIME WOOD」、さらに企業内研究機関である筑波研究所の知見を組み合わせています。
木や光、音といった睡眠環境を構成する要素を科学的な根拠に基づいて最適化し、入眠から起床までを心地よく支える寝室づくりを目指す取り組みです。近年は睡眠をサポートする商品やサービスへの関心が高まっており、住まいの側から睡眠の質を底上げする発想が注目されつつあります。
木のちからで眠りの質を高める
筑波研究所の研究では、木質内装を施した部屋は白いクロスの部屋に比べて熟眠感が高まることが明らかになっています。木には睡眠を妨げる青色波長を吸収する特性があり、この性質と自社製の内装部材「PRIME WOOD」を組み合わせることで、落ち着いた寝室環境を整えます。
「PRIME WOOD」は、同社の木材調達力と職人の技術力、木そのものの持つやさしさを掛け合わせて生まれた部材で、質感や仕上がりの美しさにもこだわって開発されています。
眠りを3つの場面に分けて設計
「PRIME SLEEP」では、睡眠を「眠りにつくとき」「眠っているとき」「目覚めのとき」の3場面に分け、それぞれに適した空間づくりを提案します。木を活かした光の演出による自然な入眠から、快適な温熱環境での良質な睡眠、光や緑が調和する空間での心地よい目覚めまでを一貫して支える構成です。
間取りや内装、設備の選び方は画一的なものではなく、一人ひとりの暮らし方や睡眠の悩みに合わせて柔軟に組み立てられる点も特徴です。
光と音を細やかに調整
照明は入眠時と起床時で色や配置を切り替えられる設計とし、自然光の変化を室内で再現します。音環境については40デシベル以下を目安とし、厚手のカーテンや吸音性のあるラグの活用、収納を間に挟む間取りの工夫などで静けさを確保しています。こうした細かな配慮を積み重ねることで、眠りを妨げる要因をできるだけ減らす狙いがあります。
空気と空間のまとまりを重視
標準採用する断熱仕様「360°TRIPLE断熱」や木が持つ吸放湿性を活かし、冷暖房効率を高めながら睡眠に適した温度と湿度を保ちます。
あわせて木とファブリックが調和する空間、やや低めの天井、観葉植物を取り入れたコーディネートにより、安らぎと心身のリフレッシュを図る構成としています。視覚的な落ち着きと機能性を両立させる点が、この設計提案全体を貫く考え方といえます。
調査で見えた睡眠への高い関心
日本睡眠科学研究所が1万人を対象に行った調査では、回答者の約65%が睡眠の質に不満を抱えていることが分かりました。
2026年6月には「睡眠障害」が新たに標榜可能な診療科名に加わるなど、睡眠は健康や生活の質に関わる社会的なテーマとして注目度を高めています。こうした背景から、住まいづくりの段階で睡眠環境を見直すニーズも徐々に広がりつつあるようです。
2015年からの研究知見を集約
住友林業は2015年から、木や木質空間が睡眠の質に及ぼす影響について研究を積み重ねてきました。今回の提案は、その科学的な知見と住宅メーカーとして培った設計ノウハウ、木を活かした空間づくりの強みを掛け合わせたものです。
長年の研究成果を実際の住まいづくりに落とし込むことで、暮らしの質向上とともに、睡眠をめぐる社会的な課題の解決にもつなげたい考えを示しています。
脱炭素に向けた長期ビジョンも推進
住友林業グループは、森林経営から木材建材の製造・流通、住宅建築、不動産開発、木質バイオマス発電まで、木を軸とした事業を世界規模で展開しています。
長期ビジョン「Mission TREEING 2030」のもと、森林のCO2吸収量の拡大や木造建築による炭素の固定を進め、ZEHやZEB、LCCM住宅などの普及を通じて脱炭素化を加速させる方針です。住まいの快適性向上と環境負荷の低減を、両輪で進めていく姿勢がうかがえます。
出典情報など
出典:PR TIMES,睡眠環境を整える寝室空間の設計提案「PRIME SLEEP(プライム スリープ)」開始~住友林業が培った「木」の知見と設計・インテリア力を活かして実現~,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000052275.html,リリース日:2026-09-17