log buildとダンドリワーク、施工管理アプリのAPI連携で現場情報の二重入力を解消

神奈川県藤沢市に本社を置く株式会社log build(代表取締役:中堀健一氏)と、滋賀県草津市の株式会社ダンドリワーク(代表取締役:加賀爪宏介氏)は2026年9月9日、両社が提供する施工管理サービス「Log System」と「ダンドリワーク」のAPI連携を開始したと発表しました。
両システムで工事現場の情報を共有できるようになり、情報の二重入力解消と、遠隔臨場を活用したリモート現場管理の後押しを目指します。建設現場のデジタル化を進める両社が手を組んだ形で、今後の業界動向にも注目が集まりそうです。
現場発の建設DXという背景
建設業界では人手不足に加え、現場監督ひとりあたりの業務負担の増加が課題となっています。ただし現場ごとに工程の呼び方や品質基準、管理の優先順位が異なるため、現場の実情に合わないDXツールはなかなか定着しないという事情もあります。
log build代表の中堀氏は自ら現場監督としての経験を積んだのち26歳で独立し、建築会社ecomoを立ち上げた、建築業界で30年のキャリアを持つ経営者です。
今回の連携も、日常的に使う施工管理アプリと遠隔管理の仕組みが別々のままでは現場に浸透しないという、現場からの率直な声をきっかけに実現したものです。実際に手を動かす現場担当者の目線を反映した取り組みだといえます。
遠隔管理を支えるLog System
「Log System」は、品質管理・安全管理・進捗管理を遠隔で行うためのリモート施工管理プラットフォームです。建物全体を3次元データ化して計測する機能や、AIによる安全確認、ビデオ通話を使った遠隔立ち会いなど、現場管理に必要な機能をひとつのサービスにまとめて提供しています。
ソフトウェアだけでなく、現場運営そのものを支える仕組みまで幅広くカバーしている点が特徴です。
現場確認を代行するリモートダイコウ
「Log System」を展開するlog buildは、横浜・みなとみらいの専門チームが日本各地の現場確認を代行する「リモートダイコウ」というKPOサービスも提供しています。
全棟同一基準で品質・安全をチェックできるため、監督を増やせない建築会社の心強い味方となっており、ハウスメーカーから大手ゼネコンまで幅広く導入が進んでいます。利用現場数は2026年8月時点で、まもなく累計10万現場を突破する見込みで、着実に浸透が進んでいます。
情報を一元化するダンドリワーク
もう一方の「ダンドリワーク」は、現場の図面や写真、工程表といった情報をクラウド上でまとめて管理できる、建築現場向けの施工管理アプリです。電話やFAX、メールでのやり取りにありがちな連絡ミスや確認の手間を減らし、必要な資料をパソコンやスマートフォンからすぐに引き出せる点が特徴です。
現場ごとにばらつきがちな情報のありかを一箇所に集約できるため、日々の業務効率化にもつながります。多くの現場担当者が日常的に触れるツールであることから、今回のような外部サービスとの連携は利用者にとって身近な変化として受け止められそうです。
二重入力を解消する仕組み
今回のAPI連携によって得られる効果のひとつは、現場情報の入力を一本化できる点です。ダンドリワークに登録した現場名や住所、上棟日といった工程管理に必要な情報が自動的にLog Systemへ反映されるため、同じ内容を複数のシステムへ手入力する手間がなくなります。これまで担当者が個別に転記していた作業が不要になることで、入力ミスの防止にもつながると期待されています。
遠隔臨場をよりスムーズに
もうひとつの効果は、遠隔臨場の円滑化です。現場情報がシームレスにつながることで、日々の情報共有から遠隔立ち会いによる品質管理・安全管理までを一つの流れで進められるようになります。
両社は今後もユーザーの業務効率化につながる新たな機能やサービスの開発に取り組み、建設業界のさらなるDX推進に力を注ぐ方針を示しています。連携の広がりによって、離れた現場でも安定した管理体制を築きやすくなりそうです。
両社の会社概要
今回の連携を発表した両社の概要は、以下の通りです。
- 株式会社log build:神奈川県藤沢市、2020年2月20日設立、資本金342,779,623円(資本準備金を含む)、代表取締役は中堀健一氏
- 事業内容:「Log System」の開発・提供、KPO「リモートダイコウ」の提供、建設特化AIの研究開発
- 株式会社ダンドリワーク:滋賀県草津市、2013年5月23日設立、資本金1億円、代表取締役は加賀爪宏介氏
- 事業内容:施工管理アプリ「ダンドリワーク」の開発・提供
出典情報など
出典:PR TIMES,log buildとダンドリワーク、施工管理アプリ「ダンドリワーク」と「Log System」のAPI連携を開始~ 現場の情報共有とリモート施工管理をシームレスにつなぎ、建設現場のDXを加速 ~,https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000077576.html,リリース日:2026-09-09