サウナ付きの家に暮らしたい!間取りアイデアや種類を解説

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Category: 住宅業界動向

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近年のサウナブームの影響もあり、自宅にサウナを設置する「サウナ付きの家」に注目が集まっています。自宅にサウナがあれば、好きな時間に気軽にリフレッシュでき、日常生活の中で「整う」時間を楽しめるのが魅力です。

しかし家庭用サウナにはさまざまな種類があり、設置方法や間取りによって選び方も変わります。そこで本記事では、サウナ付きの家のメリットや家庭用サウナの種類、間取りアイデア、導入時の注意点について分かりやすく解説します。

サウナ付きの家が人気!メリット・効果

サウナブームに伴い、自宅にサウナを設置するケースが増えています。ここでは、家庭用サウナのメリットや効果についてご紹介します。

健康的な生活習慣に役立つ

自宅にサウナがあれば好きな時間に気軽に利用でき、日常的にリフレッシュしやすくなります。温熱効果によって体が温まり、発汗を促すことでリラックスしやすく、疲労回復や睡眠の質向上にもつながるといわれています。

またジムやサウナ施設に通う必要がないため、忙しい日でも継続して利用しやすく、健康的な生活習慣を取り入れやすい点も魅力です。

長期的に見ると経済的

自宅にサウナを設置すると初期費用はかかりますが、長期的に見ると経済的な場合があります。サウナ施設やスパに通う場合、利用料金や交通費が継続的に発生しますが、自宅サウナであればその都度の費用はかかりません。

そのため頻繁にサウナを利用する人ほどコストメリットを感じやすく、家族で共有すればさらに効率よく活用できます。

好みのサウナにカスタマイズできる

自宅サウナの魅力は、温度や湿度、内装などを自分好みに調整できる点です。例えばドライサウナやミストサウナなど好みのタイプを選べるほか、ベンチの配置や照明、木材の種類などをこだわることで、理想のサウナ空間を作れます。

とくに注文住宅であれば動線や外気浴スペースも計画でき、自分だけの快適なサウナ環境を実現できます。

家庭用サウナの種類①屋内設置型

ここでは、「屋内設置型」の家庭用サウナの種類について解説します。

個室タイプ

個室タイプは、住宅内の空きスペースや専用スペースに設置する箱型の家庭用サウナです。1〜2人用のコンパクトなサイズから家族で利用できるサイズまであり、室内にサウナ専用の空間を作れる点が特徴です。

リビング横や洗面室の近くなど、動線に合わせて設置できるため使い勝手がよく、温度や湿度、内装などを好みに合わせてカスタマイズしやすい点も魅力です。注文住宅では、設計段階から取り入れることでより快適なサウナ環境を整えられます。

お風呂・ユニットバスタイプ

お風呂・ユニットバスタイプは、浴室にミストサウナ機能などを組み込んだ家庭用サウナです。浴室暖房乾燥機の機能として搭載されている場合も多く、既存の浴室スペースを活用できるため大きなスペースを確保する必要がありません。

ミストサウナであれば体への負担が比較的少なく、初心者でも利用しやすいのが特徴です。新築時だけでなく、リフォームや設備交換のタイミングで導入しやすい点もメリットといえるでしょう。

家庭用サウナの種類②屋外設置型

ここでは、「屋外設置型」の家庭用サウナの種類について解説します。

小屋

小屋タイプは、庭や敷地内に専用のサウナ小屋を設置する屋外サウナです。木製の小屋型が多く、本格的なフィンランド式サウナを楽しめるタイプとして人気があります。屋外に設置するため室内スペースを圧迫せず、サウナ後に外気浴を楽しみやすい点も魅力です。

またサイズやデザインのバリエーションも豊富で、庭の広さや住宅の外観に合わせて選べます。注文住宅では庭づくりと合わせて計画することで、より快適なサウナ環境を整えやすくなります。

トレーラー

トレーラータイプは、トレーラー型の本体にサウナ設備を搭載した移動式のサウナです。庭や駐車スペースなどに設置して利用でき、必要に応じて移動できる点が特徴です。本格的なサウナストーブを備えたタイプも多く、屋外で本格的なサウナ体験を楽しめます。

建物としての工事が不要な場合もあり、比較的導入しやすい点もメリットです。アウトドア感覚でサウナを楽しみたい人にも向いています。

テント

テントタイプは、耐熱素材の専用テントの中にサウナストーブを設置して使用する簡易型のサウナです。設置や撤去が比較的簡単で、庭やキャンプ場などさまざまな場所で利用できます。

ほかの屋外サウナと比べて価格が比較的安く、家庭用サウナを気軽に体験したい人にも向いています。使わないときはコンパクトに収納できるため、常設スペースを確保しにくい場合にも導入しやすいのが特徴です。

サウナ付きの家の間取りアイデア

ここでは、サウナ付きの家の間取りアイデアをご紹介します。

浴室横サウナ

浴室の隣にサウナ室を設ける間取りは、自宅サウナの中でも取り入れやすいレイアウトです。サウナの後にすぐシャワーや水風呂を利用できるため動線が良く、効率的に「サウナ→水風呂→休憩」の流れを作れます。

洗面脱衣室と一体で計画することで生活動線にもなじみやすく、注文住宅では人気の配置です。屋内に設置するため天候に左右されず、日常的にサウナを楽しみやすい点もメリットです。

中庭サウナ

中庭に面した位置にサウナを配置する間取りは、外気浴を楽しみたい人におすすめです。サウナ後にそのまま中庭へ出て休憩できるため、開放感のあるサウナ体験ができます。

周囲を建物に囲まれた中庭であれば、外からの視線を気にせずプライベートな空間を確保しやすいのも特徴です。植栽やデッキを組み合わせることで、リラックスできる屋外空間を作りやすく、サウナの満足度を高められます。

屋上サウナ

屋上にサウナスペースを設ける間取りは、都市部の住宅でも取り入れやすい方法です。屋上の空きスペースを活用できるため、庭が確保しにくい住宅でもサウナを設置できます。サウナの後に屋上で外気浴をすれば、開放感のあるリラックスタイムを楽しめます。

ただし屋上サウナを計画する場合は、防水や断熱、設備配管などを考慮して設計することが重要です。

家庭用サウナの費用相場

家庭用サウナの費用は、サウナの種類やサイズ、設置方法によって大きく異なります。手軽に導入できるテントタイプであれば10万円前後から購入できますが、室内に設置する個室サウナや屋外のサウナ小屋など本格的なタイプになると、100万〜300万円程度かかることもあります。

また本体価格に加えて、電気工事費や組立費などの設置費用が必要になる場合もあります。導入を検討する際は、本体価格だけでなく工事費やランニングコストも含めて総額を確認しましょう。

家庭用サウナの選び方①間取り・設置場所で選ぶ

ここでは、「間取り・設置場所」に着目した家庭用サウナの選び方を解説します。

屋外・庭

庭など屋外に家庭用サウナを設置する方法は、本格的なサウナ体験を楽しみたい人に向いています。サウナ小屋やトレーラータイプなどを設置すれば、サウナの後にそのまま外気浴ができるため、開放感のあるリラックスタイムを過ごせます。室内スペースを圧迫しない点もメリットです。

ただし設置スペースの確保や電源の確保、近隣への配慮なども必要になるため、庭の広さや周辺環境を考慮して計画することが大切です。

屋内

屋内に家庭用サウナを設置する場合は、洗面脱衣室や浴室の近くなど生活動線に合わせて配置できるのが特徴です。天候や季節に左右されず、いつでも快適に利用できる点もメリットです。個室サウナや浴室一体型のミストサウナなど、住宅の広さや間取りに応じて選べるタイプもあります。

設置する際には、スペースの確保に加えて、断熱や換気、湿気対策などを十分に考慮して計画することが重要です。

家庭用サウナの選び方②加熱方式

ここでは、「加熱方式」に着目した家庭用サウナの選び方を解説します。

ミストサウナ(湿式サウナ)

ミストサウナは、蒸気によって浴室内の湿度を高めて体を温めるタイプのサウナです。温度は40〜50℃程度と比較的低く、湿度が高いため体への負担が少なく、サウナ初心者や長時間利用したい人にも向いています。

浴室暖房乾燥機の機能として導入できる場合も多く、ユニットバスに設置しやすい点も特徴です。コンパクトなスペースで設置できるため、住宅の間取りに取り入れやすい家庭用サウナといえます。

ドライサウナ(乾式サウナ)

ドライサウナは、サウナストーブで室内を高温に保ち、乾いた熱で体を温めるタイプのサウナです。温度は80〜100℃程度になることが多く、しっかりと汗をかきたい人に人気があります。個室サウナやサウナ小屋などで採用されることが多く、本格的なサウナ体験を楽しめるのが特徴です。

製品によっては「ロウリュ」ができるタイプもあり、温度や湿度を調整しながら自分好みのサウナ環境を作れる点も魅力です。

サウナ付きの家を作る際の注意点

ここでは、サウナ付きの家を作る際の注意点について解説します。

PSE認証の製品を選ぶ

家庭用サウナを設置する際は、電気用品安全法に基づく「PSE認証」を取得した製品を選ぶことが重要です。PSEマークが付いた製品は日本の安全基準に適合していることを示しており、安心して使用できます。

とくに海外製のサウナストーブなどを導入する場合は、PSE認証の有無を必ず確認しましょう。安全に利用するためにも、正規の認証を受けた製品を選ぶことが大切です。

設置スペースの確保

サウナを設置するためには、本体のサイズだけでなく人が出入りするスペースやメンテナンススペースも考慮する必要があります。屋内の場合は洗面室や浴室周辺など、生活動線に合わせて配置すると使いやすくなります。

一方で屋外に設置する場合は、庭の広さや周囲との距離も重要です。事前に必要なスペースを確認し、無理のないレイアウトで計画しましょう。

断熱・カビ対策が必須

サウナは高温多湿の環境になるため、断熱や湿気対策を十分にすることが重要です。断熱性能が不足していると熱が逃げやすくなり、効率よく温度を保てません。また換気や防湿対策が不十分だと、カビが発生する原因にもなります。

そのため住宅にサウナを取り入れる場合は断熱材や換気設備などを適切に設計し、快適で衛生的な環境を維持できるようにすることが大切です。

電気容量を確認する

家庭用サウナの多くは電気ストーブを使用するため、住宅の電気容量を事前に確認する必要があります。サウナの出力によっては専用回路の設置や契約アンペア数の変更が必要になる場合もあります。

もし容量が不足していると、ブレーカーが落ちる原因になるため注意が必要です。導入を検討する際はサウナ機器の仕様を確認し、電気工事業者や施工会社に相談しながら計画しましょう。

まとめ

サウナ付きの家は、自宅で気軽にサウナを楽しめるのが魅力です。家庭用サウナには屋内設置型や屋外設置型などさまざまな種類があり、設置場所や加熱方式によって特徴が異なります。

設置の際には、間取りやスペース、電気容量なども事前に確認しておくことが大切です。ライフスタイルや住宅の条件に合ったサウナを選び、快適なサウナライフを実現しましょう。