住宅省エネ2025キャンペーン「交付申請予約」|予算上限迫る

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トレンドワード:住宅省エネ2025キャンペーン「交付申請予約」が終了
住宅省エネ2025キャンペーンの各事業では、「交付申請予約」が可能でした。しかし予算上限が迫る中、交付申請予約の受付が終了となっています。そこで本記事では各事業の受付終了時期や、予算到達状況についてまとめて解説します。補助金の活用を検討されている場合には、ぜひ参考にしてみてください。
住宅省エネ2025キャンペーンとは
国土交通省・経済産業省・環境省は、合同で「住宅省エネ2025キャンペーン」を実施しています。これは新築とリフォームを対象にした4つの補助金事業からなる取り組みで、家庭部門の省エネ化を促進するのが目的です。
具体的には、一定の省エネ性能を有する新築住宅や高効率給湯器を設置した新築住宅を対象に補助金が交付されます。一部の新築住宅を除き、子育て世帯に限らずすべての世帯が対象です。
ただし補助金の申請手続きは住宅事業者が実施するなど、いくつかの注意点があります。
【参考】住宅省エネ2025キャンペーン
住宅省エネ2025キャンペーンの受付終了①ワンストップ申請

住宅省エネ2025キャンペーンでは、「ワンストップ申請」が可能です。これはひとつの契約に基づくリフォーム工事情報をまとめて登録することで、各事業の中でもっとも有利な補助額になるように割り振り申請できる仕組みです。
そして2025年11月14日をもって、ワンストップ申請を利用した交付申請の予約受付が終了となりました。交付申請の予約をワンストップ申請で提出した場合、予約後の交付申請は、構成事業ごとに手続きする必要があります。
予約が承認された場合、予約の有効期間内に各構成事業の専用ポータルから交付申請を提出が求められるため注意しましょう。
具体的な期限は「ワンストップ申請の予約を提出した日から3ヶ月後、または2025年12月31日のいずれか早い日」です。一括申請の場合は、提出日によらず2025年12月31日までとなっています。
住宅省エネ2025キャンペーンの受付終了②交付申請予約
ここでは住宅省エネ2025の各キャンペーンにおける、交付申請予約終了についてまとめて解説します。
子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業では、交付申請の予約が可能です。これは補助金の交付が見込まれる補助事業(注文住宅の新築)に対して、交付申請予定額を一定の期間、確保(予約)できる制度です。
そして2025年11月14日には、交付申請の予約受付が終了となりました。有効期間内に交付申請が提出されない申請の予約は無効となり、補助金の交付が受けられなくなってしまうため注意が必要です。
提出した交付申請の予約に不備等がある場合、解消期限は2025年12月15日となっています。当該最終期限までに不備が解消しない場合、交付申請の予約は無効となり、補助金の交付は受けられません。
先進的窓リノベ2025事業

先進的窓リノベ2025事業では、補助金の交付が見込まれる補助事業(リフォーム)に対して、交付申請予定額を一定の期間、確保(予約)できます。実際の手続きは、担当者アカウントの利用者が本事業のポータルを通じて実施する仕組みです。
そして2025年11月14日をもって、交付申請の予約の受付が終了となりました。予約の有効期間内に交付申請が提出されない交付申請の予約は、無効となります。
提出した交付申請の予約に不備等がある場合、解消期限は2025年12月15日となっています。当該最終期限までに不備が解消しない場合、交付申請の予約は無効となり、補助金の交付は受けられません。
給湯省エネ2025事業

給湯省エネ2025事業では、補助金の交付が見込まれる補助事業(建築またはリフォーム工事)に対して、交付申請予定額を一定の期間、確保(予約)可能です。なお、交付申請の予約は任意です。
2025年11月14日をもって、交付申請の予約の受付が終了となりました。提出した交付申請の予約に不備等がある場合、解消期限は2025年12月15日となっています。

2025年11月17日時点で、予算に対する補助金申請額の割合が90%に達しました。補助金申請額が予算上限(100%)に達し次第、交付申請(予約を含む)の受付は終了となるため注意が必要です。
賃貸集合給湯省エネ2025事業

賃貸集合給湯省エネ2025事業では、補助金の交付が見込まれる補助事業(リフォーム工事)に対して、交付申請予定額を一定の期間、確保(予約)可能です。担当者アカウントの利用者が、本事業のポータルを通じて手続きを行います。
2025年11月14日をもって、交付申請の予約の受付が終了となりました。提出した交付申請の予約に不備等がある場合、解消期限は2025年12月15日となっています。
まとめ
住宅省エネ2025キャンペーンの各事業は、補助金申請額が予算上限(100%)に達し次第、交付申請(予約含む)の受付が終了となります。それぞれ予算上限が迫っているため、利用を検討されている場合はぜひ早めの申請をおすすめします。