防犯リフォームの種類|2026年補助金を解説

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トレンドワード:防犯リフォーム
「防犯リフォーム」についてピックアップします。近年、侵入窃盗や強盗の手口は巧妙化しており、住まいの防犯対策への関心が高まっています。とくに既存住宅では、窓や玄関まわりを中心としたリフォームによって防犯性を高める動きが広がっています。
そこで本記事では、防犯リフォームの主な種類とあわせて、2026年に活用できる補助金制度についても分かりやすく解説します。
防犯リフォームが人気|国土交通省が推奨

近年、住宅への侵入窃盗や強盗は増加傾向にあり、手口も悪質化しています。防犯は一部の設備だけでなく、住宅全体で対策する考え方が重要とされており、防犯リフォームの需要が高まっている状況です。
こうした背景から国土交通省は、2026年に「住まいの防犯リフォームガイド」を公表し、既存住宅における防犯対策の強化を推奨しています。ガイドでは、敷地や建物への侵入を防ぐための具体的なリフォームや住まい方が体系的に整理されています。
防犯リフォームの種類①窓
ここでは「窓」に関する防犯リフォームの種類を解説します。
内窓を設置する

既存の窓の内側にもう一枚窓を追加する内窓は、侵入に時間をかけさせる有効な防犯対策です。窓が二重になることで解錠や破壊の手間が増え、侵入を諦めさせる効果が期待できます。さらに断熱性や防音性も向上するため、快適性の改善にもつながる点が特徴です。
雨戸・シャッターを設置する

雨戸やシャッターは、窓そのものを物理的に覆うことで侵入を防ぐシンプルかつ効果的な方法です。とくに外出時や夜間に閉めることで、ガラス破りによる侵入リスクを大幅に低減できます。電動タイプなら開閉の手間も少なく、日常的に使いやすい点もメリットです。
面格子を設置する

面格子は窓の外側に取り付ける格子状の防犯設備で、侵入者の進入経路を遮る役割を果たします。周辺から死角になりやすい浴室やトイレ、小窓といった箇所への設置がおすすめです。
デザイン性の高い製品も増えており、外観を損なわずに防犯性を高められる点も選ばれる理由の一つです。
防犯ガラス・網戸を設置する

防犯ガラスは、特殊な中間膜を挟んだ構造により割れにくく、破壊に時間がかかるため侵入抑止に効果的です。防犯性の高い網戸や補助錠と組み合わせることで、さらに対策を強化できます。既存のサッシに対応した製品も多く、比較的導入しやすい点も魅力です。
防犯リフォームの種類②玄関・勝手口
ここでは「玄関・勝手口」に関する防犯リフォームの種類を解説します。
鍵を交換する

玄関や勝手口の鍵を防犯性の高いタイプへ交換することで、不正解錠による侵入リスクを抑えられます。ピッキングに強いディンプルキーや、複製が難しい鍵を選ぶのが効果的です。さらに補助錠を追加して二重ロックにすれば、侵入により時間がかかるため防犯性を一層高められます。
カメラ付きインターホンに交換する

カメラ付きインターホンは来訪者の顔を室内から確認できるため、不審者の接近を防ぐのに役立ちます。録画機能付きなら、不在時の訪問履歴も確認可能です。対面せずに応対できる安心感もあり、空き巣だけでなく強引な訪問営業やトラブルの抑止にも効果が期待できます。
防犯リフォームの種類②周辺
ここでは「周辺」に関する防犯リフォームの種類を解説します。
フェンスを設置する

敷地の境界にフェンスを設置することで、外部からの侵入を心理的・物理的に抑制できます。乗り越えにくい高さや形状を選ぶことで、防犯性を向上させると有効です。視線を遮りすぎないデザインを選べば不審者が身を隠しにくくなり、周囲からの監視効果も高まります。
足場になるものを撤去する

エアコンの室外機や物置、脚立などは、侵入時の足場として利用される可能性があります。とくに窓の近くに置かれている場合は注意が必要です。これらを移動・撤去することで、侵入経路を断ち、防犯性を高められます。
センサー付き照明を設置する

人の動きを感知して点灯するセンサーライトは、不審者を驚かせると同時に周囲に存在を知らせる効果があります。夜間の侵入を防ぐ対策として有効で、玄関や勝手口、庭などに設置するのがおすすめです。電気代も抑えやすく、手軽に導入しやすい点もメリットです。
防犯カメラを設置する

防犯カメラは、侵入の抑止と記録の両面で効果を発揮します。設置されているだけで「見られている」という意識を与え、不審者の侵入を防ぐ心理的効果があります。録画機能があれば、万が一の際の証拠としても活用可能で、防犯意識の高さを示す対策にもなります。
砂利を敷く

踏むと音が出る防犯砂利を敷くことで、不審者の接近に気づきやすくなります。侵入者は音が発生して気付かれることを嫌がるため、心理的な抑止効果も期待できます。比較的低コストで取り入れやすい防犯対策です。
宅配ボックスを設置する

宅配ボックスを設置することで、不在時でも対面せずに荷物を受け取れるようになります。玄関の開閉回数を減らせるため、不審者と接触するリスクの低減につながります。再配達の手間も省けるほか、留守を悟られにくくなるのもメリットです。
防犯リフォームで使える補助金
防犯リフォームでは、補助金が活用できる場合があります。下記でご紹介している補助金は全国で利用可能ですが、各自治体で独自の補助金制度を実施している場合もあるため、お住まいの自治体の公式サイトを確認してみるのもおすすめです。
みらいエコ住宅2026事業(Me住宅2026)

「みらいエコ住宅2026事業」は住宅全体の省エネ性能向上を目的とした補助制度で、断熱改修や設備更新など幅広いリフォームが対象です。窓・外壁・屋根の断熱改修やエコ設備の導入などを組み合わせることで補助を受けられ、上限は最大100万円程度とされています。
防犯リフォーム単体では対象になりにくいものの、内窓設置やドア交換などを省エネ改修とあわせて行うことで、実質的に防犯性向上にもつながります。
先進的窓リノベ2026事業

窓の断熱改修に特化した補助金で、内窓設置や外窓交換、ガラス交換などが対象です。条件を満たせば1戸あたり最大100万円の補助が受けられます。 窓は侵入経路として狙われやすいため、防犯ガラスや二重窓へのリフォームと相性が良い制度です。
なお同一の工事を他の補助金と重複申請することはできないため、制度の使い分けが重要になります。
まとめ
防犯リフォームは、窓や玄関だけでなく、住宅の周辺環境まで含めて対策することが重要です。それぞれの箇所に適した対策を組み合わせることで、侵入リスクを大きく低減できます。
また、補助金を活用すれば費用負担を抑えながら実施することも可能です。安心して暮らせる住まいづくりのために、できるところから検討してみましょう。