建築×IT企業CEOが推薦!業務効率化に役立つ便利サービスと活用法を一挙紹介

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著者:藤井 章弘

人手不足や業務効率化が叫ばれる昨今、業務内容も高度化、複雑化してきており、これまでの方法では劇的な改善は厳しくなってきているという方も多くいるのではないでしょうか。
そんな中で、今や世の中にはたくさんの便利なサービスが存在し、何かに困ったら大体それを解決するための手段は見つかるものです。既に同じような悩みや課題を持っていて、何かしらの方法で解決できたという方はどこかにいて、一から新たに解決策を考えて作るよりも既にあるものを活用できた方が色々と良く、それら便利なサービスを知っているか知らないかの違いは大きいです。

そこで本稿では、建築の設計において、すぐに使えて業務効率化が図れる便利なサービスをカテゴリ毎にいくつかご紹介したいと思います。無料で試せるサービスも多いので、気になったらまずは試してみるのが良いと思います。

便利なサービス集

業務の仕分けを考えてみると、設計者はさまざまな業務を行なっており、業務効率化の糸口はたくさんあります。以下にいくつか挙げてみますので、気になるものがあれば公式サイトや比較サイトで確認するなどして深掘りしてみて下さい。

現地調査

どんなプロジェクトでも基本的に現地調査は行うと思います。現地調査にかかるコストは大きく、少しでも効率化を進めたいものです。デジタルデバイスを活用することで、より早く正確に必要な情報を得られ、共有も容易になります。

プロジェクト管理

建築のプロジェクトは多くの人が協働しながら進んでいきます。今誰がどういった作業を行なっていて、いつ終わる予定なのか、あるいは終わったのかなど、限られた業務期間の中で、ロスを少なくするためにもプロジェクトの進捗は関係者でしっかり把握しておきたいものです。そこで便利なのが以下に示すサービスです。それぞれ似た機能を提供していますが、サービスによって特性が異なりますので、自身のチームや業務にあったサービスを見極めて導入してみましょう。

コラボレーション

例えば、コンセプト検討といった何かアイデアを出し合いたい時のような、複数人でブレインストーミングを行う時などに便利なサービスです。オンライン上のホワイトボードのようなもので、使い道はたくさんあり、情報をまとめることやその共有、意思決定時などにも有効です。

ビジュアライゼーション

綺麗なレンダリングが高速で可能なサービスで、簡単に使用が可能です。VRへの展開もしやすく、設計案の確認やクライアント等へのプレゼンテーションの強力な味方になってくれます。

プレゼンテーション

Microsoft PowerPointに変わるサービス。資料作成のためのテンプレートや便利な機能が充実しており、Webで資料を作成して管理できるというメリットは大きいです。まずは使ってみるのがメリットを感じる近道だと思います。

業務サポート

既に活用している方も多いと思われる生成AIのサービス。サービスの進化が早い上に種類も多く、それぞれに特色がありますが、どれも多くの場面での活用が考えられますので、まだの方は調査や資料作成の補助など何か簡単な業務から使ってみることをオススメします。

ドキュメント

例えば議事録の作成や共有などに便利です。Microsoft Word等のファイルベースで作成、管理していると作成の手間がかかる上に管理や共有が煩雑なので、Webで作成や管理ができるサービスはとても便利です。

バックオフィス

設計事務所を経営している方に向けては、建設業に特化したものではないですが、バックオフィス関連のサービスも業務効率化のためには大切で、無視できない領域です。会計や人事労務、契約関連等、バックオフィスの業務も多岐に渡るので、複数のサービスをうまく活用することで無駄な時間や手間の削減を図りましょう。

まとめ

ご紹介したサービスはほんの一例に過ぎません。カテゴリもそうですし、そこで紹介しているサービスについても、類似のサービスは他にもたくさんあります。
上記では比較的誰でも活用できそうなサービスをご紹介しましたが、より専門性の高い領域には、それ専用の便利なサービスやツールがあります。全領域において、今後さらに新しい便利なサービスもたくさん出てくるでしょう。どれが良いかは実際に使ってみないとわからないですし、もちろん予算との兼ね合いもあると思います。使ってみて合わなければ、止めてまた違うのを試せば良いというスタンスで、試行錯誤をスピーディにやってみるのが良いと思います。
また、こういった新しいものを使っていると別の良いこともあり、自然とアンテナが立って、新しい情報をキャッチしやすくなり、効率化を進めやすくなります。そういった点でも、新しい何かを使ってみる価値は十分にあります。

今回ご紹介できたのが本当に一握りなので、課題を感じている部分があればご自身でも是非調べてみて下さい。